どんどんエスカレートしていくいじめの内容に目が離せなくなった『ライフ』感想
こんにちは。
マンガ大好きアラサー女子のミクです。
今日は『ライフ』を読んでみました。
中学3年生の椎葉歩は、成績が良くて頼りになる親友のしーちゃんと同じ高校に入るために、二人で勉強するが……。
主人公の歩が高校進学を機に、いじめられるようになりその壮絶な学校生活を描く物語。
とにかくいじめ主犯格の愛美という少女が、どんどんエスカレートしていって最後は怖いを通り越して笑ってしまうこともありました。
学生であり女子特有のヒエラルキーの象徴のような漫画で、とにかく自分の思っていることを素直に言えず、みんながみんなどう思われているのかを必死になって考えているのがとても生々しかったです。
そして愛美の彼氏の克己くんの変態っぷりもすさまじく、いろんな女の子の裸を縛って写真に撮ってコレクションにしていたり、その中に歩まで加えようとしたり、それでいて追い詰められると何もできないヘタレっぷりがとことん気持ち悪かった。。
逆に唯一歩の味方になってくれた未来というクラスメイトは、自分一人で立っているすごく強い女の子で、周りがみんな人の気持ちに左右される中自分の気持ちを強く持ち、自信をもって生きている姿がとても美しかったです。
そんな未来に影響された歩が徐々に強くなりクラスメイトや歩に反撃していく後半は、見ていてとても気持ちがいいですしこちらも応援してたくなりました。
だんだんと歩の味方が増え、今まで女王様のようにふるまっていた愛美の立場が追い込まれて行くところや、克己くんが弱っていくところはもはや爽快感さえあります。
作中でもそうですが愛美の言動がどんどんエスカレートしすぎて、クラスメイトや愛美の友人ですら引いてしまうのですが、そのオーバーなところが見ていて次はどうなるんだろうと引き付けられる魅力なんだと思います。
最後はきれいに終わって本当にすっきりする作品でした。
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