エルフェンリート あらすじと見どころ
こんにちは。
マンガ大好きアラサー女子のミクです。
今日は『エルフェンリート』を読んでみました。
可愛らしい絵柄とは裏腹にグロテスクな描写が多くて驚きました。
偶発的事故により研究所から逃げ出した、突然変異体の少女「にゅう」。
全裸状態で流れ着いた浜辺でにゅうはユカとコウタに遭遇。
家にかくまわれるが再び逃げ出す。
研究材料のにゅうを失った蔵間は特殊部隊SATに捜索を依頼。人間兵器と呼ばれるSATの坂東はにゅうを発見するが恐ろしい事態が…!
一言で言い表すと「一人の少女の孤独な戦いを描いた作品」です。
主人公兼ヒロインの少女ルーシーは、我々旧人類を滅ぼすために生み出された新人類です。
その超常的な能力を以て、新人類は旧人類を支配し、新たな歴史を作っていく…という「新人類と旧人類の戦い」という展開になるはずだったのですが、
少女がとある一人の少年と出会ったことから、世界の運命が大きく運命が変わり始めます。
本作の魅力はなんといってもヒロインのルーシーという少女にあるでしょう。
序盤こそ闘争本能のままに生きる、心を持たない化け物のような描写をされていますが、もう一人の主人公であるコウタ君を始めさまざまな登場人物と出会う中で、
やがて彼女は「自分は孤独だ」と自覚することになります。
果たしてルーシーは本当に旧人類を滅ぼしてしまうのか?苦悩の末にルーシーが最後に取った選択とは?
…ルーシーが最後の最後に選んだ「彼女なりの生き方」は、私達読者の心を大きく揺さぶるものとなるでしょう。
なんとも衝撃的な展開のオンパレードで、恐らく絵柄(一見するとこの作者様の絵柄、いわゆる「萌え絵」っぽいです)を見て「ある意味」で期待して読み始めた読者の皆さんは第一話にして一気にその期待を打ち砕かれることでしょう。
グロ描写が苦手な人にはあまりオススメできませんが、そういった描写に抵抗がない方、特に「新人類」「旧人類」「過去」「未来」などといった単語についつい惹きつけられてしまうといった方には、ぜひ一読していただきたい作品です。
エルフェンリートは、まんが王国で無料で試し読み出来ます。