死者が見える!??死と彼女とぼく あらすじとネタバレ
こんにちは。
マンガ大好きアラサー女子のミクです。
今日は『死と彼女とぼく』を読んでみました。
死と生と魂の再生を描く感動の傑作ホラー
少女と少年が出会い支え合って、死者と向き合い乗り越えていくラブストーリーでもあります。
幼いころに死にかけたことがきっかけで、死者を見るようになってしまったゆかりと、
母親の血を引いて同じく死者の声を聴く優作は、
それぞれ孤独な死者を呼びつけて生きづらい毎日を送っていました。
そんなある日、ゆかりの高校に勇作が転校してきます。
初めて出会い運命のように惹かれ合い恋人として生きていきながらもいつもそばにはいろんな形の死者がいます。
死者はゆかりと優作を見つけると一方的に、自分の気持ちをぶつけようとし
こちらの都合はお構いなしに叫んできたり、暴れたり、いたずらや嫌がらせをしてくることが多い。
中には死んだことに気づいていない幼い死者や昔の悲しい記憶から心を閉ざしてしまっている死者など様々です。
ゆかりのそばにいるときだけは世界が明るく見えるため、
その時だけでも自分を美化し、ゆかりの前では本当の姿を偽っていた大量殺人者などもいます。
ひとつひとつのエピソードが怖いだけでなく切なくもあるところがこの作品の魅力です。
そして一番印象に残っているのは、ゆかりが最も苦手としている火事で命を失ってしまった死者の群れの描写です。
体が解けた状態で、群れになりながら苦痛の叫びをあげてただひたすら逃げ惑う姿は
とても痛々しく、いつも死者との遭遇に慣れているゆかりも動けなくなっているほどでした。
私も見ていてとても怖かったです。
死者の生きている頃の思いや、悲しくも切ない、考えさせられるリアルさを感じるお話。
それに寄り添う二人の気持ちがしっかりと描かれていてとても面白かったです。
人生を全うすることの尊さや自死はいけないというメッセージがこめられているように感じます。
続編も出ているので、ぜひ読んでみて下さいね。
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