名探偵シャーロック・ホームズの宿敵が主人公!!憂国のモリアーティ あらすじとネタバレ
こんにちは。
マンガ大好きアラサー女子のミクです。
今日は『憂国のモリアーティ』を読んでみました。
舞台となる最盛期の大英帝国は、完全なる階級社会の世界。
強制的に命に優劣を付け、そして必然的に差別を生む。
貴族の命令は絶対!!
そんな世界の中でモリアーティ家の長男・アルバートは、孤児院で子供たちに読み書きを教えながら、神の前で「悪い貴族をやっつけろ」「悪い人間を排除すれば ここは理想の国になる。」と正しく悪の道を説いていた一人の少年に目を付けて、引き取ることに決めた。
彼は「理想の為に人を殺せるか」と少年に聞いた。
少年がそれがあなたの僕に求める報酬ですか?
と問うと ・・・そうだ!!
アルバートは金と権力を持つ自分と、少年の知恵と勇気があれば、世界を変えられるかも知れないと思ったのです。
2人の理想は合致し、孤児の弟・ルイスとともに、ある計画を練った。
孤児の兄弟を良く思うはずがない、次男と母親と使用人全員の“処分”である。
一気に全員を処分するには・・・寝静まったころ屋敷に火をつけるのがいいだろうと計画!!
見事3人は完全犯罪を成立させ、新しくアルバート、ウィリアム、ルイスという「モリアーティ3兄弟」となり、天下の大英帝国を敵に回してでも世界を浄化し、美しい理想の社会を築いていこうと動き始めます。
シャーロック・ホームズの宿敵だけあって、ウィリアムの思いつく完全犯罪が素晴らしい。
決して自分では手を下さず、巧妙なトリックで自殺や病死に見せかけるのが凄いです。
『シャーロック・ホームズ』シリーズを知らない私でも十分楽く読めました。
民衆の心をつかみ、“悪い貴族”の罪をあばいて罰を下すモリアーティ3兄弟の今後に期待します。
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