壮大なサバイバルストーリー漫画 7SEEDS あらすじと感想
こんにちは。
マンガ大好きアラサー女子のミクです。
今日は『7SEEDS』を読んでみました。
生きるということに懐疑的になりがちな今のこの世の中には、こういった漫画が真に必要とされるべきなのかもしれません。
いつもと何ら変わりのない一日を終え、眠りについた主人公の少女ナツ。
だが、彼女が次に目を覚ましたときには何故か荒れ狂う海の上
"世界"は一変していたー。
隕石が落下し、ほぼ壊滅状態となった地球上でわずかに生き残った仲間たち。
果たして彼ら、彼女らはどのような形で出会い、どのように生きていくのか?
この『7SEEDS』は、サバイバルの形式を取りながらも、ただひたすらに「人が生き抜く姿」を描いていく、ヒューマンドラマともいうべき作品です。
何もかもが滅んでしまった世界、生きる希望も未来も見出せない世界で、どうして生きなければならないのか?
また、なぜ自分たちだけが生き残ってしまったのか?
もがき苦しみながらも、それでもここで生きていくしかないんだと、この"世界"で自分たちは生きていくんだと、主人公たち「生き残り」のメンバーは
死に物狂いで前進を始めますー。
痛々しいほどの心理描写に、破壊され尽くした世界観と、少女漫画でここまでスケールの大きな作品はそうそう見ることはないでしょう。
ただ、物語の序盤では、「こんな世界に生き残ってしまった」という絶望を描きつつも、それだけで終わらないのがこの作者様の作品です。
空腹で力尽きかけていたときに、やっと「食事」にありつけたとき、
自分たち以外の仲間に出会えたときー。
絶望を深く描くからこそ、ほんの少しの「希望」が大きな力になるものです。
少女漫画ではありますが、男女問わず多くの方に一読していただきたい作品です。
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