ファンタジーなのにリアル!!ゴーストハント あらすじと見どころ
こんにちは。
マンガ大好きアラサー女子のミクです。
今日は『ゴーストハント』を読んでみました。
小説家・小野不由美氏原作のティーンズ向けホラー漫画です。
「旧校舎には幽霊が出るらしい」ーそんな噂話を聞いた主人公の女子高生・麻衣はひょんなことから「渋谷サイキック・リサーチ」という、いわゆる「幽霊退治屋」の仕事を手伝わされることになります。
そんな麻衣を待ち受けていたのは、怖ろしい悪霊…などではなく、一癖も二癖もありそうな霊能者集団だった…!?
「ゴーストハント」
文字通り「霊を退治するもの」という意味があるタイトルですが、実はこの作品のメインとなるのは「幽霊退治そのもの」ではありません。
なぜかというと、この漫画の登場人物の大半は、多少の霊能力はあれども、基本的には「ごく普通に暮らしている一般市民」であり(主人公の麻衣に至っては、それまで霊などとは無縁の生活をしてきた一介の女子高生です)、幽霊をすぐさま成仏させるような超常的な能力は残念ながら持ち合わせていないからです。
では何がこの作品の見どころかというと、「真相解明に至るまでの謎解きの過程」でしょう。
本当に心霊現象なのか、それとも、実は自然現象なんだけど人が勝手に霊的な現象だと決めつけてしまっているのか?
そういった疑問を常に念頭に置きながら、「幽霊退治」ではなく「心霊現象の有無の調査」をメインに、ストーリーは展開していきます。
さまざまな伏線や、読者への引っかけ、二転三転する「事実」に、最後の最後に明かされた意外な「結末」ー本作は、恐怖の描写こそあれど、ホラーというよりも、どちらかというと「ミステリー」といった方が良い作品なのかもしれません。
オカルト・ホラー作品が好きな方にはもちろん、ミステリー好きな方にもオススメしたい作品です。
ゴーストハントは、まんが王国で無料で試し読み出来ます。